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さよならアポロ
1月16日はアポロの10回目の誕生日。

Tschuss Apollo! 1
になるはずだった。

知らせを受けたのは誕生日の2日前の土曜日。
週末の家族サービスから帰宅するとアポロ家母のラヘルから留守電が入っていた。
留守電には涙声で「今日アポロを安楽死させた」と。


突然のことで、主人も私も思わず耳を疑ったが、慌てて電話をかけ直し、ラヘルと話した。


実はアポロがちょうど2年前に去勢手術を受けた頃から、私の日常が急速に多忙に陥り、またボダイの心臓のこともあって、以前のように気軽に一緒に散歩することがなくなってしまっていた。
思えば1年前に偶然放牧先で出くわしたのがアポロに会った最後。

その後日本が震災を受け、ラヘルとは電話で話したきりだった。


去勢した後のアポロはこれまでと打って変わっていい子ちゃんになった、とラヘルは言っていた。
放牧中に他の犬に喧嘩を売ることも、フラフラと雌犬についていなくなってしまうこともなくなり、安心して放牧に行ける、と。
もっともそれがオスにおける去勢の目的でもあるのだから、そりゃそうだろう、と私は頷いていたわけだが。

しかし、同時にその後のアポロ家はこの2年間で少し状況が変わってしまった。
ラヘルとロッドは離婚し、子供達はみな思春期に入り、生活が複雑になって、アポロの散歩にまたもや十分時間がとれず、昨年秋頃からは友人のサルーキー飼いビルゲットにアポロのディケアを頼んでいた。
ビルゲットのうちには5−6頭のサルーキーがおり(しかもそのうちの1頭は先日19歳でなくなった記録を持つ)、毎日群れと一緒に過ごすその居心地の良さと帰宅後のギャップに対し、アポロは徐々にラヘルに反抗の態度をみせていたという。

そして、考え抜いた末にラヘルはとうとうアポロを手放すことにした。
いや、アポロを手放す話はここにきて始まったことではないから、特に驚くことではないのだが。
引き受け先は以前よりアポロの引き取りに度々立候補してくれていたアポロの妹シャヤナのところ。
シャヤナの飼い主リアネはとてもアポロのことを気に入っており、この上なく喜んでアポロを迎え入れた。
リアネは元々ビルゲットと一緒に森へ散歩に行くサルーキー友達だし、よく知った妹のところなのでアポロも喜んで貰われていった。


たぶん、これでよかったのだ。


これでようやくアポロに充実した日々が約束された。


しかし、それもつかの間。
アポロがシャヤナと一緒に暮らし始めたのが今年の初め、その1週間後あたりから急激にアポロの容体が悪くなり、呼吸困難で倒れた。
救急で大学クリニックに運ばれ、喉頭神経の麻痺と肺炎が診断された。


肺全体に炎症が広がり、肺の半分以上に水がたまった状態では手術も出来ず、窒息に苦しむアポロのために死が選ばれた。


約10年、いろんな意味でアポロもラヘルも限界だった。



さよなら、アポロ。



もう一度最後に会いたかった。
それだけが心残りで涙が止まらない。


Junger Apollo 2003
体も耳毛も幼いアポロ1歳の夏。
そういえば私たちが森で初めて出会った頃のアポロはまだ生後5ヶ月で、空豆ほどの小さな睾丸がようやく降りてきたばかりだった。



アポロが天に昇った翌日、今冬には珍しく青空が広がった。
私はボダイを連れて、アポロとよく遊びに行った通称プディングへ出かけた。



<アポロの武勇伝>
カテゴリー「アポロ&Co.」
| Kyoko Alscher | 00:01 | - | - |
日常あれこれ
<日常その1>

Sofameisterhund
この頃妙にクッション配置にこだわるボダイ。
私が毎朝一生懸命きちんと整えて置いてみても、あっちやこっちやと勝手に配置換えし、年末に洗ったばかりのソファーカバーを全身でごりごりしながらナメしてくれる。
しかもこのところの暖冬でベルリンの天気はとかく雨天続きであるというありがたさ。

ずいぶんとくつろいでいるようだが一言言わせてもらおう。
チミのベッドはそこではない。(−”−)


<日常その2>

Taraba!!!
年末に珍しくタラバガニの足を入手したので、元旦に鍋をしてみた。
これに生椎茸があればサイコーだったのに。

私にとって何年ぶりのカニだろう?
主人は人生で二回目(一回目は日本に来たとき)、チビラにとっては初めてのカニである。

チビラはこれまでカニといえば磯辺に遊ぶ小さなカニを知っていたくらいで、これだけ大きなカニはといえば日本のテレビ番組「とびだせ科学くん」で見たのを覚えている程度。
(小さい頃に水族館で見たことなんか当然覚えていやしない)
実際に大きなカニの足を手にしたのは初めてなのだった。
身をとった後の殻を不思議そうに手に持って遊び、今も洗って大事そうにとってある。


<日常その3>

Strelizien 2012
今年も極楽鳥花がりっぱな花をつけた。
毎年手入れをしなくてはと思いつつもう何年もほったらかしになっているのに、またちゃんと花をつけて私たちの目を楽しませてくれる我が家のエライ植物No.1。


<日常その4>

Detox 2012
年明け早々デトックス・ダイエット。
+ヨガで帰国までのモーレツモードを乗り切る予定。
ファイト一発。
| Kyoko Alscher | 19:17 | comments(6) | trackbacks(0) |
今年もよろしくお願いします
Neujahrgruss 2012
| Kyoko Alscher | 00:30 | comments(5) | trackbacks(0) |
正直もの
Weichei
時々森で出会う、ジャーマン・ワイヤーへアード・ポインターの♂(名前は知らないけど、飼い主は元猟師だったということは知っている)。

この♂に会う度、背中の毛を首筋から尻まで立てて緊張する小心者のボク。

相手の♂はそんなボクには目もくれず通り過ぎてしまうのだけど。

体高が2cmは高くなったね。
| Kyoko Alscher | 13:26 | comments(2) | trackbacks(0) |
セミナー開催のお知らせ
この度ご縁あってScent Lineさんと東京でセミナーを開催する運びとなりました。

Scent Lineさんはドッグトレーナーさんです。
これまでにもいろんな講師の方々と「ドッグダンシング」や「犬の整体教室」などを開催され、多くの犬交流の場を提供してくださっています。
Scent Line 主催の近藤さんが今年の夏にドイツに来られたときに私はお会いし、犬話に多く共感し、そして近藤さんにはたくさんの犬達の笑顔をお持ち帰りいただきました。
(その時の様子をブログに綴られています→カテゴリー「ドイツ」

さて、今回のセミナーのお題は4つ。

2012/01/28(土)
 動物福祉「身近に感じるアニマルウェルフェアという概念」
 犬学  「犬の遊びと行動」
2012/02/04(土)
 動物福祉「ドイツに学ぶ動物福祉」
 犬学  「犬の狩猟行動」

01/28(土)の2題は昨夏に神戸で行ったセミナーテーマを関東でも!というリクエストにお応えしています。
シカモコンドハロングバージョン(・∀・)
※ お申し込みは各テーマ毎となっています。

こちらのチラシ↓をクリックすると詳細ページに飛びます。
Scent Line Seminare
詳細をお読みの上、お申し込み受付開始は20日(火)からとなっていますので、どうぞお早めにScent Lineさんまで。

みなさんにお会いできること、そして一緒に考えていただけること、とても楽しみにしています。



じっ...


und... ich?
「んで僕は?」

ボダイはチビラと一緒にいい子で留守番しているように。
| Kyoko Alscher | 21:12 | comments(2) | trackbacks(0) |
馬メッセ Hippologica
Hippologica 1

この数年、毎回行きそびれていたベルリンの馬メッセ「Hippologica」。
毎年なぜか気づくといつも終わっていたのだ。

今年は運良く最終日直前になって開催に気づき、とりあえず私自身の情報のアップデートと、乗馬を始めて1年が過ぎギャロップもこなせるようになったチビラのウェアの新調のため、チビラを連れて慌てて行ってきた。

Hippologica 5

街の中にも馬用具屋さんはあるのだけど、やはり専門店が集まるメッセは便利だ。
いろんな店が一堂に集まるから、同じグッズひとつでも他店のものと比べたり、ちゃんと話を聞いたりできるうえ、店の多くはメーカー直売だったりメッセ価格で提供してくれるので、わざわざ行く価値は充分ある。

そしてメッセの中は馬具の店が立ち並ぶだけではない。
馬種クラブや馬トレッキング協会、馬クリニックなどなど、馬に関するあらゆる団体が軒を並べ、情報の提供に勤しんでいるのだ。

今年は合計181の企業・団体が出展。

Hippologica 2
メッセ会場の4つのホールを使ったこのHippologica、うち3ホールには特設馬場があり、ウェスタンクラブによるウェスタン・ライディングのパフォーマンスや、

Hippologica 3
バロック愛好会によるバロック・ライディングの紹介なども行われ、普段見かけることが少ないけれど、乗馬にはいろんな趣向があることが15馬種100人を超えるライダー達によって啓蒙された。
ホントは警察の騎馬隊のパフォーマンス見たかったのに、うだうだしてて見逃してしまった。

一番大きな馬場では「障害物競技Hippologica杯」が行われていた。

Hippologica 6
荷物になると思って小さなコンデジを持っていったら、ブレブレでダメダメであったという結果。

Hippologica 7
ブレッ!

Hippologica 8
ムカつくほど使い物にならなくて後悔の念に襲われた。..iilorz

Hippologica 9
本日のちゃんぴよん。

私の後悔をよそに、チビラはそれなりに興奮しながら競技を観戦していたようで、「今はまだポニーだけど、いつかでっかい馬を乗りこなしてやるわ」的なモチベーションがフツフツと沸き上がっていた模様。
(この間3回もポニーに振り落とされたことは本人すっかり忘れてしまったらしい)
送迎はしてあげるから、がんばりたまへ。

Hippologica 10
目的のものを無事ゲットし、母娘はホクホク顔で帰路についた。

後日のプレス報告によると、今年のHippologicaの入場者数は21,600人、前年に比べ16%増しで、おまけにアンケートをとった来場者のうち77%は馬を飼っているそうだ。
会場内も老若男女さまざまだったしなぁ。
今は特に乗馬が流行りとは言うけれど、つくづく馬大国だなぁと感じる。


【追記】
みなさま、来月はいよいよまた毎年恒例大型農業メッセのGrüne Wocheが開催されまする。
開催日は2012年1月20日から29日まで。
詳しくは主催者のサイトをどうぞ。
| Kyoko Alscher | 21:05 | comments(2) | trackbacks(0) |
雨時々強風ところにより晴れ
今日も今日とてぐうたら犬はソファの上で惰眠をむさぼっておる。

schon wieder auf den Sofa 1
前足組んで寝るのは心地よいのか?

たまには気持ちのよい写真を戸外で撮ろうと思っているのに、先日思い切って出かけたら見事に豪雨だったし。
それでも森での放牧は強行したけどね。(-"-) ナカバヤケクソデハアッタガ
写真撮る隙なんてありゃしなかった。

今日だって「お日様が!」と思って立ち上がると、雨雲がずんずん押し寄せてきたり、なんか意地悪でもされているんかと思う。

schon wieder auf den Sofa 2
こういうのってボダイ的にはどうなのさ?

そろそろ冬至も近づき、いよいよ日の短さが堪える毎日。
ほんまうっかりすると1日3回真っ暗散歩だものね。
でも、あとちょっとの我慢我慢。
| Kyoko Alscher | 22:27 | comments(1) | trackbacks(0) |
法改正に向けた環境省のパブコメ第二弾「動物愛護管理のあり方について(案)」
さて、ようやく今回もパブコメ書けた。
環境省に伝えたいことはたくさんあるのだけど、充分な時間が取れないことと、前回のパブコメ12万通という数を考慮して、とりあえずだらだらと書かずに簡潔にポイントだけを抑えてまとめてみた。

一応、前回同様ここに公開してみる。
「動物愛護管理のあり方について(案)」パブコメ アルシャー版
ご覧になりたい方は↑ここクリックで。
あんまりドイツの例をたくさん挙げても結構うっとおしいので最小限に留めつつ...(^^;)

これを今回もまた実姉「小倉の料理番長」に託して、環境省宛に郵送してもらうことにした。
ありがとう、番長!

さて、とうとう世間は私の一番嫌いな季節、クリスマスラッシュに突入してしまった。
普段の仕事量に加えてやたらとイベントは押し寄せてくるし、街中どこにいっても混み合ってるし、みんな忙しないし。
日本でもきっと忘年会シーズンで、あちこちに酔っぱらいが出没しているんだろうなぁ、と昔の自分を棚に上げつつ思ってみたり。
おまけに先日まで天気がよかったのが、いきなり毎日雨時々暴風だし寒いし暗いしで、ちょっと気分が鬱である。

そんなこんなで今年はまだチビラとクッキー焼く隙すらないし。(食べたいのは私だけど)
どうも息継ぎのタイミングが難しい。

Ende Okt.
ひと月前のボダイの寝相、またもや天敵なし。
それにしてもこの間からヘソ天写真ばかりだわな。


年が明けたらマシになるだろうか?
時間ができたらできたで、体調がガクッと落ちる気がするから(←前例あり)、私は適当に走り続けているのがいいのかもしれない。
| Kyoko Alscher | 01:29 | comments(2) | trackbacks(0) |
乾いた秋過ぎて
いやはや。

いつもにも輪をかけてくるくる回っていた11月も、気がつけばもう最初のアドヴェントになってしまった。
なんだかんだと日常をこなすのが精一杯で、ブログの更新まで手が回らずじまいだった。

wie immer
昼間に散歩に行くくせに、なぜか写真を撮るのは夜だったりする。

ボダイは相変わらずぐうたらで、3度の散歩の後の3度のいぬめしをこよなく愛しておりまする。

いいんだけどね、別に。

時々犬の手を借りたくなる時だってあるけれど、ボダイはヘソ天で知らん顔。
私はといえばそれを見る度にちょっかい出したくなる衝動と闘いながら黙々と仕事に勤しんでいるわけである。

ただボダイの腹時計だけはずいぶんと正確なようで、毎日きっちりと決まった時間に散歩を催促してくれる。
うれしいやら、なんやら。
そんな毎日。

たぶんボダイがいなかったら、散歩なんかに出ることなくて、私の生活は絶対不健康極まりなかったはず。
朝霧の中を歩くことも、黄金に輝く落ち葉をカサカサと蹴りながら歩くことも、澄み切った夜空の満月を見上げながら歩くこともなく、過ごしていたのだと思う。

Kumpel auf den Sofa
チビラの就寝前の本読みに付き合うボダイ。

仕事も峠を越えたことだし、またぼちぼち更新していかなきゃね。(言うだけ言ってみる)
| Kyoko Alscher | 07:31 | comments(4) | trackbacks(0) |
秋に会いに
昨日チビラを日本語補習校に送り届けるとき、いつも通っている森の中の一本道を走ったら秋が全盛だった。
黄色い樹々の間をボダイと歩きたい衝動に駆られたので、翌日取るものとりあえず森へ向かった。

Herbstlauf 3
そういえば、ボダイに瀕脈が発症して、入院して、また生きて帰って来たとき、あのときも森の黄色さが目にしみた。
あれからもう1年が経ったのだ。

Herbstlauf 1
発作と忙しさのお陰で徐々に放牧回数は減ってしまったけれど、でも森に行かずにはいられない。
行かなければボダイの心だけでなく、私の心までもめげてしまいそうだ。

Herbstlauf 2
今日は投薬から放牧までの間の取り方が良かったのか、ちょっと長めの爆走ラウンドでも発作が出ずに済んだ。

Heiliger St. Franziskus
それとも放牧の度に持ち歩く聖人フランシスコのお守り、今日は効いたのかな?
いつもこうだといいのに。(と調子に乗って欲張る)

Herbstlauf 4
ほりほりするボダイと森の中のハイチェア(猟師専用)。

朝の湿った空気の中をゆっくり歩いて帰った。

Herbstlauf 5
定点観測、今日は反対の位置から。
そして今日も天敵はいないらしい。
| Kyoko Alscher | 23:24 | comments(8) | trackbacks(0) |

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